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2017/01/11
みんな@サッカーの記事を紹介します 


第25回全日本高等学校女子サッカー選手権大会は8日、ノエビアスタジアム神戸で決勝が行われた。十文字と大商学園、どちらが勝っても初優勝というフレッシュな顔合わせとなった試合は、FW村上真帆が決めた先制点を守りきった十文字が1−0で勝利。創部21年目で初優勝を飾った。


チームの歴史を塗り替える一発は、FW中原さやかのプレッシングから始まった。中原が大商GK西村清花のところまで寄せていくと、西村がけったボールをMF源間葉月がカット。源間からボールを渡された村上は前に持ち出すとすかさず左足を振り抜く。大きく弧を描いたボールは、必死に腕を伸ばした西村の手の上をわずかに越えてゴール左隅に飛び込んだ。

「GKはうまい選手。ボールが持てるから狙っていた」と、石山隆之監督はしてやったりの表情だ。

殊勲のゴールを決めた村上は、「前日練習でファーに打ったシュートがバーに当たるというシーンがあった。今回もだいたい同じシチュエーションだったので決めたいと思った」と振り返る。

鮮やかなゴールを決めた村上。本来は右利きだが、右でも左でもけれるのが特長のひとつ。決勝点のシーンだけではなく、右サイドの深い位置から左足でゴール前へセンタリングをあげるなど、苦にしないどころか左足でのキックに強烈な印象がある。準決勝のPK戦では、左足を思い切り振り抜いてゴールネットを揺らしている。

右利きなのになぜ左足でPKをけるのか。筆者はこの一年、ずっと気になり聞きそびれていたことを聞いてみた。

「右利きなんですけど、ロングボールやシュートの威力や強さ、飛距離は左の方があって、強いボールけれる。PKは枠内にドンと強いボールがいけば、GKが弾いて入る可能性もある。左足で思い切りけりたいと思って、枠に入れることを意識していました。小学校の頃は右も左も本当に飛ばなくて、中学の頃からけれるようになってきた。いつのまにか左の方が飛ぶようになりました」

中学時代(栃木SCレディース)の指導者で現在は山梨学院大学を率いる田代久美子監督にも聞いたが、やはり当時から左足のキックが得意だったという。

栃木SC時代は常盤木学園のキャプテン、鈴木日奈子とダブルボランチを組んでいた。当時は中高一貫校に通っていたという村上は、「サッカーも勉強も頑張りたい。そうなった時に一番合っていると思った」と、十文字への進学を決める。

入学当初はサイドハーフなど攻撃的なポジションで出場のチャンスを得る。その後、ボランチなどを経て、今シーズンはフォワードの一角を任されていた。

「昔は細くて、それでうまく相手をかわしたりできた。今はそういう軽いプレーをできなくなっちゃったので、ガツガツしたプレーで相手と戦おうと思っています」(2016年1月取材)

高校でさまざまなポジションを経験し、そこにフィジカル的な成長も加わり、現在のプレースタイルに進化を遂げていった。その最大の武器は、「”動きすぎだ”と言っても、”はあ”みたいな感じで動いちゃう。でもずっと動ける。背中で引っ張る選手です」(石山監督)と指揮官も脱帽する運動量だ。

前線で献身的に守備をするだけではない。自陣に戻って味方の最終ラインを助け、攻撃でもピッチを幅広く動いてボールを引き出す。相手マークを受けていても得意のキックで味方にボールをつなげてしまう。そんなプレーをシーズン通して、またこの試合の間中続け的た。その結果、あの決勝点のシーンでボールが回ってきたのは偶然ではないだろう。

村上について語る石山監督の言葉には続きがある。「苦しい時に決めたり、それが何かを起こす」。いざという時、チームを勝利に導くプレーができる。監督、チームメイトから絶大な信頼を集める、頼れる黒子。それが十文字のキャプテン、村上真帆という選手だった。

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