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2011/12/16
私考言
第33回全日本女子サッカー選手権大会終了 雑稿


2回戦
十文字中学高等学校 2-6 早稲田大学

昨年度のインカレチャンピオンの早稲田大学との対戦でした。早稲田と過去の対戦は2005年の吉村、一谷の代で全日本予選での対戦以来で1-2で敗戦しています。早稲田は今年のインカレで予選リーグで敗退し全日本に賭ける気持ちはビリビリ伝わってきます。前半2点を先制するも終了間際に1点を返され後半に入る展開。前半のプランを10分間継続しそこからが勝負所と観ていましたが、立ち上がりに同点にされてからは完全に守備のバランスを欠きました。同点、そして逆転されてからは強引な前線からのプレスを繰り返し、中盤のマークがずれて崩される場面の連続。点を取りたいの気持ちが強いあまりに、じっくり我慢することや勝負の流れを感じ取り落ち着かせることができません。結果、十文字OB八木にハットトリックを決められ終了のホイッスル。
 後半何故足が止まったか。それは早稲田と十文字の繋ぐ技術の差にあります。早稲田は苦しいときでもむやみに蹴らず、GKを含めて丹念に繋いできます。そのパス1本が、十文字の選手を走らせ足を徐々に足を止めました。プレッシャーのかからない場面でのパス精度や視野の広さは、ユニバ代表を何人も揃える早稲田は高校生の比ではありません。90分というゲームの長さを考え、想定されるゲーム展開やシナリオを描き、もっと多彩なサッカーを展開できる術を会得しなければこのレベルを超えることはできないでしょう。正月の全日本U18ユース。これからU18にむけて修正しなければならない課題がはっきりとした試合でした。
ディフェンディングサードでのポゼッションを考えるとキーポイントになるのが、守備ラインとボランチ、特に守備ラインです。早稲田の高畑選手、臼井選手、千葉選手ら。どの選手も守備能力は勿論ですがパスの出し手としての能力に優れた選手でもあります。十文字の前線のプレスをかいくぐり彼女たちから攻撃がスタートすることが多くGKからのビルドアップも多いのも特徴です。今年の十文字の最終ラインは大きく成長してきました。ブロックを形成した際はその強さをより発揮しこれまでも重要な試合で何度もピンチを防いでくれました。けれども、パスセンスやキープ力は大学のトップレベルとは力の差を感じずにはいられません。
 足下もありパスセンスに優れ強いDF。守備能力が少し足りなくても、足が速くパスセンスがあり、常にボールを失わず攻撃の起点となるCBとリーダーシップがあり背が高く空中戦に強く、できれば左利きのCBのコンビ。SBは相手との駆け引きに秀でていて縦横無尽な運動量と正確なクロス。ボランチは決してボールを失わずパスを配り、状況を見ては前線に飛び出すことができる。そんなDFラインが理想ですが無い物ねだりをしても仕方ありません。日本代表選手やトップリーグのチームではないのですから。
テクニックや素質は誰もがほしがるものですが、あらためて試合を分析すると最も重要なことはポジショニングかと思いました。選手たちのポジショニングがいい形で広がっていれば、広いスペースが生まれ相手のプレスを受けずパスはつながります。止める、蹴る、運ぶが超一流でないにしろ、ゲームの中で周りの選手がパスを受けられるポジションを取っていれば選手たちに予測が生まれパスはつながります。またチームの法則や約束事を共有しておくことで、より高い確率でボールを保持できるはずです。良いポジションを取りパスを受ける瞬間相手から離れたところでボールを受けることができれば、ボールを奪われる危険性は低くなります。ゴールを奪うために繋ぐことは勿論ですが、今回の全日本選手権2回戦で学んだ一つはパスを繋ぐことで相手の体力を奪い、自分たちもいい形で攻撃できるということです。

振り返ると、全日本選手権は2回目の参加で此処まで勝ち進めたことで多くの素晴らしいチームと真剣勝負を繰り広げることができたのが本当に良かったと思います。東京予選での都立晴海、決勝の文京学院。中でも1回戦の都立飛鳥高校戦は前半2点を先制された一番苦しい試合でした。関東予選では、名門PAFや浦和レッズユース、素晴らしいサッカーを展開する関東学園大学、そして日本体育大学。本戦では藤枝順心、早稲田。関東リーグやチャレンジリーグのチームと良い環境で勝負できた経験を今後に活かしていきたいと思います。

早稲田に勝利しINACと対戦は素晴らしいことです。しかし全日本ユース後に、早稲田戦の敗戦があったからこそと思えるように狙いを持った練習に取り組もうと思います。

いつ何時でも人間万事塞翁馬ですから。

最後に。

十文字学園の教職員の方々、遠くまでいつも応援に来て下さる後援会の皆様に改めて御礼申し上げます。

3年生にとって残りわずかな時間。今後もよろしくお願いいたします。

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